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ドコモショップ全国2,000店舗にトラース・オン・プロダクトのデジタルサイネージ「CELDIS」を導入

執筆者の写真: AI要約AI要約



株式会社NTTドコモが、全国のドコモショップ約2,000店舗に、株式会社トラース・オン・プロダクト(以下、トラース・オン・プロダクト)のデジタルサイネージプラットフォーム「CELDIS(セルディス)」を導入することを決定した。




CELDISとは何か?

CELDISは、トラース・オン・プロダクトが長年培ってきたIoT技術と映像技術を融合させたデジタルサイネージプラットフォームだ。シンプルな操作性と使いやすさが特徴で、初めてのユーザーでも直感的に利用できるという。また、小型STB(セットトップボックス)は設置場所を選ばず、顧客ニーズに合わせたカスタマイズも可能だ。


ドコモショップへの導入、その背景と狙い

近年、デジタルサイネージは店舗や商業施設、屋外広告など、様々な場所で活用が広がっている。ドコモは今回のCELDIS導入により、顧客への情報伝達力を高め、より効果的なマーケティングを展開することが狙いだ。戦略販売パートナーである加賀電子株式会社との連携も強化し、ドコモの具体的なニーズに沿ったデジタルサイネージの実現を目指す。


デジタルサイネージ広告からリテールメディアへと昇華するか?

一昔前はケータイショップの待合室といえば、来店者がベンチで退屈そうに順番を待っている光景が当たり前だった。しかし、来店予約が普及した今、その光景は過去のものとなりつつある。もっとも、ショップのスタッフが専用端末を操作したり、登録手続きをしている間、顧客が手持ち無沙汰になる時間は依然として存在する。今回発表された取り組みでは、全員に一律の広告を流すのだろう。しかし、ドコモショップ来店者のほとんどが契約者であるならば、契約者情報を活用して個々の顧客にターゲティングされた広告を表示することも原理的には可能なはずだ。たとえば、家族割の契約者に対して生命保険のCMを流すといったことだ。それは単なる「デジタルサイネージ広告」ではなく「リテールメディア」への進化と呼べるだろう。不特定多数が訪れる小売店ではなく個々の来店者のプロフィールが明確な店舗で、時にはケータイをも取り上げられ、暇を持て余した時間が多いというケータイショップの特性を活かした今後の展開に期待したいところだ。


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