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AIショッピング、日本の若者に急速に普及

EC支援を手がける株式会社いつもが6月11日に公開した全国調査レポートが、AIによるネットショッピングの胎動を鮮明に捉えた。


利用経験は日本人全体では7%に過ぎないが、20代では17%に

現状でAIが日本人のショッピング行動を変えているかといえば、明確に否だ。過去半年間でAIを使って商品を探した経験がある層は日本人全体のわずか7%に過ぎない。圧倒的なのはAmazon内検索65%、楽天市場54%であり、依然としてECモールが主流だ。

株式会社いつも/調べ
株式会社いつも/調べ

しかし20代に絞るとAIの利用率は17%まで一気に跳ね上がり、年齢差が鮮明になった。本調査は20代以上が対象ゆえ、高校生・大学生といった10代の数字は無い。だが、レポート作成や課題提出でChatGPTを日常的に使い倒している学生の実態を考えれば、生成AIによる商品検索率は20%超えも十分にあり得る。“AIネイティブ世代”の彼らにとって、AIとのチャットは呼吸することと同じなのだ。


株式会社いつも/調べ
株式会社いつも/調べ

生成AIがショッピング機能を備える前の貴重なデータ

注目すべきは調査タイミングが2025年4月、すなわちChatGPTが公式にショッピング検索を実装する以前の調査である点だ。ユーザーの多くが「AIで買い物検索できる」という認識を持っていなかった段階での7%という数字は、のちの成長を測る上で貴重なゼロ時点データになるだろう。今後の定点調査に期待したい。


フルバージョンのレポートは株式会社いつものサイトから入手可能となっている。



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